病院長ご挨拶

病院長あいさつ

 鴨川市立国保病院は、その前身となる吉尾村国保組合直営診療所が昭和24年に開設されてから、長きにわたり当地の地域医療を支えて参りました。長い年月の中で、地域における病院の役割は変遷し続けています。近年は少子高齢化がすすみ、人口減少の波が押し寄せる中で、地域の保健・医療・福祉の在り方が問われています。

私は、令和4年10月1日より病院長を拝命いたしました。現在の医療は、本来中心にあるべき地域の皆様がすみに追いやられ、医療側の事情よって年代、診療科などで分断されていることが少なくありません。鴨川市立国保病院は、常に地域の皆様を中心に、年代や診療科にかかわらず、安房地域の他医療機関とも連携を取りながら、分断されることのない継続した医療を提供出来るよう努力を続けて参りました。私は、病院長として、地域の皆様すべてが、病気であろうとなかろうと、地域での暮らしを、それぞれの人生を、最後まで楽しめる地域であれるよう、病気だけではなく、人を、家族を、そして地域を診て、生活に寄り添う伴走型医療を提供して行く所存です。

駆け出しの医師であった私は、平成19年から鴨川市立国保病院に勤務し、この地域の皆様に医師として、人として育てていただきました。今の私がここにあるのは、この地域の皆様のおかげです。少しでもこの地域に皆様に恩返しが出来るよう、精進して参ります。

また、私一人の力は微力ではありますが、鴨川市立国保病院には、思いにあふれる職員が数多くおります。職員が一丸となり、この地域全体の暮らしと健康を支えて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

病院長 小橋孝介

 

病院長略歴
平成17年自治医科大学医学部卒業
平成17年~ 総合病院国保旭中央病院
平成19年~ 鴨川市立国保病院 小児科・内科
平成21年~ 国保松戸市立病院小児医療センター 小児科
平成23年~ 鴨川市立国保病院 小児科・内科
平成26年〜 国立精神神経医療研究センター病院 小児神経科
平成28年〜 松戸市立総合医療センター 小児科 医長
令和元年〜 松戸市立総合医療センター 小児科 副部長
令和4年4月〜9月 鴨川市立国保病院 医療参事
令和4年10月〜 現職